美しい輝きを放つダイヤモンド。
「この世で最も硬い鉱物」と言われていますが、はたして本当に無敵なのでしょうか?
ダイヤモンドの耐久性や取扱い上の注意点をお伝えしていきます。
ダイヤモンドの耐久性
宝石の耐久性の概念は、3つの特性で構成されています。
①硬度:傷や磨耗に対する強さ
②靱性(じんせい):割れや欠けに対する強さ
③安全性:化学物質や熱に対する強さ
ダイヤモンドはというと、硬度と安全性は非常に高いのですが、靭性はやや劣ります。それに加え、結晶が一定方向に割れやすい「劈開(へきかい)」という性質を持っています。
つまり、力の加わる方向によっては割れたり欠けたりする可能性があるということです。
逆にいうと、この性質があるからこそ硬くても一定の方向にカットすることができ、美しく輝かせることができるのです。
まさかのトラブル!割れ・欠けの原因と対処法
上記にも上げたとおり、靭性(割れや欠けに対する強さ)がやや劣るダイヤモンドに割れや欠けが起る可能性はゼロではありません。
例えば、ダイヤモンド同士がぶつかってしまい割れてしまったり、地面に落とした際にあたりどころが悪いとかけてしまうこともあります。
ダイヤモンドは無敵なはずなのに、、、、とその現実にショックを受けてしまう方も多いと思います。
でも、それはダイヤモンドの特徴上さけては通れないトラブルなので、そんな時は購入したお店や信頼のおけるジュエリーアドバイザーに相談してみることをオススメします。
割れや欠けが起ったダイヤモンドは、復元することはできませんので、新たに代わりのダイヤモンドを入れな ければいけません。
その場合、有償保障になってしまうケースがほとんどです。
とはいえ、よほどのことがない限り、割れや欠けが起ることはありませんので、気にしすぎて使えないということが無いようにしてくださいね。
長く綺麗に使うコツ
綺麗に使い続けるには以下のポイントを意識すると良いでしょう。
・激しい運動時や仕事で体を動かす際には、ジュエリーケースなどに保管しておく(他の宝石とぶつからないように注意しましょう)
・定期的に状態をチェックし、万が一割れや欠けがあった場合には着用をやめ、購入店舗などに持って行く
・ジュエリーを購入する際にダイヤモンドの形を意識してみる(四角いプリンセスカットや、ハート型のハートシェイプは尖った部分が多く欠けやすいです。)
その他、こまめに柔らかい布で軽く拭いたり中性洗剤をつけて優しく洗うと、くすみが取れ輝きを保つことができます。
まとめ
ダイヤモンドはめったに傷つくことはありませんが、強くぶつけてしまったり落とした際に、当たり所が悪いと割れや欠けにつながります。
ですが、丁寧に扱えば綺麗な状態を長年にわたってキープすることができますので、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
少しでもこの記事がお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。