スフェーンの価値や石言葉は?7月の誕生石になった理由や魅力も解説

スフェーンは、ダイヤモンドを凌駕するほどの驚くべき輝きを持ち、その美しさが魅力とされています。

とくに透明度の高いものは、ダイヤモンドをも凌ぐ輝きを放ち、コレクターにとっても非常に人気のある宝石です。

今回は、スフェーンの価値や、石言葉、7月の誕生石になった理由などを含めて詳しく紹介しています。

スフェーンとは

スフェーンは、ダイヤモンドを凌ぐ強烈なファイア(光の輝き)を持つ希少な宝石です。

とくに透明度の高いスフェーンは、ダイヤモンドよりも輝きが勝るとされています。

スフェーンは非常に希少で貴重な宝石として、コレクターたちの間で人気を集めています。

スフェーンのカラー

スフェーンは、蜂蜜のような黄色から深い森のような緑まで、幅広い色合いを持っています。特筆すべきは、地色の色だけでなく、赤や橙、黄、明るいグリーンといったさまざまな色の輝きを見せることです。

光を受けると虹色の輝きを放ち、その屈折率はダイヤモンドをも凌いでいます。

まさに光の魔法を宿した宝石なのです。

スフェーンの特徴

特徴内容
原産地ブラジル、マダガスカル、パキスタン、スリランカ
硬度5.00 – 5.50

スフェーンはガラスと同じ硬度「5」と言われています。

長年使用したガラスのコップなどには細かい傷がたくさんついていますよね。スフェーンも同様に、長く愛用すると傷がつきやすく欠けやすい性質を持っています。

スフェーンの硬度が5と非常に柔らかいため、リングよりもネックレスとして、身につける人が多いようです。

スフェーンの名前の由来

スフェーンは、ギリシャ語でくさびを意味する「スフェノス(Sphenos)」が由来とされています。結晶の形がくさび形に似ていることから、名付けられました。

和名では「楔石」と呼ばれています。

スフェーンが誕生石に選ばれた意味

スフェーンは、1787年にマーク・オーガスト・ピクテによってスフェーンが新種の鉱物として初めて認識されました。ピクテが7月に生まれたことから、スフェーンは7月の誕生石として選ばれたのです。

また2021年12月、全国宝石卸商協同組合は63年ぶりに誕生石の選定を改訂し、スフェーンが新たに7月の誕生石として追加されました。

これにより、スフェーンは7月に生まれた人々の誕生石として認められ、特別な意味を持つ存在となりました。

スフェーンの石言葉は?

スフェーンの石言葉は「成功・純粋・永久不変」です。

スフェーンは、持ち主の精神力を高める力があると信じられてきました。

身につけることで、心が鍛えられ、豊かな人生を送れるとされています。

また、スフェーンは創造力を豊かにしてくれる力も。まさにひらめきが必要な人にとって、おすすめのジュエリーです。

パワフルなエネルギーと意味深な言葉から、多くの人々に愛されている宝石です。

スフェーンを身につける効果とは

スフェーンは人脈を強化し、成功に導く効果もあります。

人生で成長するには、自分の才能や能力だけでは限界があるでしょう。

スフェーンは、持ち主に新たな出会いをもたらし、人間観を良好にする力を持っています。

身につけるだけで、新たな機会やサポートを得ることができ、成功を引き寄せられるのです。

 スフェーンの価値はどのくらい?

スフェーンは非常に研磨が難しい宝石です。

色、透明度、カットの美しさを兼ね備えたスフェーンは、非常に高価です。

市場では、黄緑色~ゴールデンカラーの中間に位置するものが流通しています。

価格帯は一カラット当たり6,000円から10,000円前後が一般的です。

ただし、希少性や品質によって価格は異なるため、一部の特別な個体はより高価な取引が行われることもあります。

スフェーンの取り扱いで注意すること

スフェーンのお手入れは、外したらすぐに柔らかい布で表面の汚れを拭き取る程度で構いません。

ただし汚れがひどい場合には、流水での洗浄も可能です。やさしく洗い流す程度にし、つけ置きは避けてください。洗浄後はすぐに乾いた布で水分を完全に拭き取ります。

スフェーンは衝撃に弱く、欠けやすい石のため、超音波洗浄は避けてください。

最後に

スフェーンは7月の誕生石であり、「成功・純粋・永久不変」の石として人気があります。身につけることで持ち主の才能や魅力を引き出し、成功への道を開いてくれるでしょう。

 ただし硬度が「5」と柔らかい石のため、リングよりもネックレスとして仕立てる人が多いようです。

以前に比べると手に入りやすくなりましたが、他のジュエリーと比べると高価な宝石です。購入するときは、信頼できるジュエリーショップに相談すると良いでしょう。