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淡い色が特徴のモルガナイト。1910年頃に発見された新しい宝石で、見た目の淡い色合いから、エンゲージリングとして人気のあるジュエリーです。
2021年4月には4月の誕生石として、モルガナイトも追加されました。
一方で認知度が低いことから「モルガナイトって何？」という人や「価値が分からない」という人も。
今回は、モルガナイトを知らないという人に向けて、魅力や特徴、身につける意味などを詳しく解説します。
モルガナイトとは
緑柱石（ベリル）の一種で、エメラルドやアクアマリンと同じ鉱物に属します。
六角柱状結晶の平たい形状が特徴で、未処理のモルガナイトはサーモンカラーです。
宝石の中では歴史が浅く、モルガナイトと名付けられるまでは「ピンクベリル」や「ローズベリル」と呼ばれていました。
1910年頃にアメリカの投資家でもある「ジョン・ピアポント・モルガン」の支援により、ピンクベリルの性質の研究が進みました。
宝石学者は、多額の支援をした「モルガン」に敬意を示すため、彼の名前をとって「ピンクベリル」を「モルガナイト」と名付け正式に承認しました。
モース硬度は7.5〜8と耐久性のある宝石のため、エンゲージリングや普段使いのジュエリーとして人気があります。
モルガナイトが誕生石になった理由
2021年4月に、日本では4月の誕生石として追加されたモルガナイト。
4月の誕生石に定めた理由は、モルガナイトの名前の由来でもある、アメリカの投資家「ジョン・ピアポント・モルガン」が4月生まれだったこと。
さらにモルガナイトは淡いピンク色が多く、日本を代表する桜の色に似ていることから、4月の誕生石と定めたそうです。
モルガナイトの和名
緑柱石（りょくちゅうせき）とモルガン石です。
緑柱石はベリルを意味するため、現在でも「ローズベリル」や「ボロビエバイト」といった別名もあります。
原産国
ブラジル、アメリカ、アフリカ、パキスタンと多岐に渡ります。
比較的、無傷で大きな原石が採掘されることが多く、ブラジルでは10㎏以上のケースも。市場で出回っているモルガナイトはブラジル産が多く、他の地域は安定していません。
モルガナイトのカラー
ピンク、ローズ、ピーチ、サーモンと淡いカラーが市場に出回っています。
ピンクを主体としたパステルカラーが多い宝石ですが、濃いピンク色は希少価値が高く高値で取引されているのが特徴です。
モルガナイトの石言葉
「優しさ、愛情、清純、深い愛」といった意味があります。
淡いピンク色の見た目と同じく、愛情表現が豊かになる石。
持ち主に幸福感や充実感をもたらし、周りからサポートを得られるでしょう。
モルガナイトは、持ち主だけではなく、周囲の人も幸せにするパワーがあるとされています。ストレスで忙しい人が身につけると、あなたはもちろん、周りまで和やかな雰囲気になるでしょう。
モルガナイトは、傷つきやすく、寂しがり屋な人がひかれるともいわれています。だれかの愛情を求めている人、失恋で落ち込んでいる人におすすめの宝石です。
身につけるだけで、前向きな気持ちに導いてくれるでしょう。
モルガナイトを身につける効果
ネガティブな考えをポジティブに促す効果があるため、下記のような人に向いています。
・不安から抜け出したい
・トラウマからの解放
・行動パターンを変えたい
人前でのコミュニケーションが苦手だったり、心を閉ざしてしまったりする人におすすめする宝石です。
さらに淡いピンク色のモルガナイトは、恋愛運のお守りとしても効果を発揮します。
モルガナイトは、思いやりの気持ちを高める効果があるため、下記の人にもおすすめです。
・マンネリ気味のカップル
・復縁したい相手がいる
・パートナーとケンカしたとき
・恋愛が長続きしない人
モルガナイトは、エンゲージリング以外に、ネックレスやブレスレッドとして身につけると、効果を発揮するといわれています。
モルガナイトのお手入れ方法
身につけた後は、柔らかい布でふき取り、ジュエリーボックスに保管してください。
身につける程度であれば構いませんが、紫外線には弱いため、直射日光が当たる場所での保管は避けましょう。
モルガナイトは、まれに「フラクチャー充填」されている場合もあるため、汚れが気になる場合は、ぬるま湯を使い中性洗剤で洗うのが基本とされています。
耐久性はありますが、不安な場合はジュエリーショップに確認してください。
最後に
モルガナイトは、2021年4月に4月の誕生石として登録されました。1910年頃に発見されたばかりの宝石のため認知度は低いかもしれません。
淡いピンク色が特徴で、石言葉も愛情にまつわる意味が多く込められています。
淡いピンク色は恋愛運、人間関係で悩んでいる人の「お守り」として役に立つカラー。
相手からの信用が必要な職業に就いている人にもおすすめするジュエリーです。
ネックレスやブレスレッドとして、この機会にモルガナイトを取り入れてみてください。