ムーンストーンは6月の誕生石です。月のような柔らかい光を放ち、ジュエリーとして人気があります。
ムーンストーンは、恋愛関係や女性に関する悩みを解決してくれる石です。きっとあなたの手助けをしてくれるでしょう。
今回は、ムーンストーンが気になっている人に向けて、魅力やお手入れ方法にいたるまで解説していきます。
ムーンストーンとはどんな石?
ムーンストーンは、層が何層にも重なってできた石で、長石と呼ばれる鉱物の一種です。
半透明なものが多く、乳白色、オレンジ、イエロー、グリーン、グレー、ベージュなどカラーバリエーションが豊富です。
ムーンストーンは、「シラー効果」と呼ばれる青白い光を放つのが特徴です。中には猫の目を意味する「キャッツアイ効果」があるムーンストーンもあります。
カット面がない「カボションカット」が一般的ですが、近年ではカットをほどこした「ファセットカット」も人気です。
モース硬度は6〜6.5で靭性は5。一定方向に割れやすい性質があるため、指輪よりもネックレスやピアス、ブローチがおすすめです。
原産国は、おもにインドやスリランカです。ほかに、インドやミャンマー、タンザニアなどもあります。
ムーンストーンは6月の誕生石
6月は梅雨の季節でもありますよね。
梅雨は曇りや雨が続くため、ムーンストーンが月の代わりに選ばれたという説もあります。
ヒンドゥー教では、月の光が固まってできたという言い伝えもあり、身につけるだけで、明るい未来を照らしてくれると信じられてきました。
またムーンストーンは、結婚13年目の夫婦を祝う記念石でもあります。結婚13年目にもなると、子育てや夫婦間でストレスもたまりがちに。
情緒が不安定になりやすいときに、ムーンストーンが手助けをしてくれるとされています。
お互いサポートしあう意味を込めて、結婚13年目のプレゼントとして最適ではないでしょうか。
ムーンストーンの不思議
「恋人たちの石」と呼ばれるほど恋愛成就に効果があるとされています。
古くから月が見える場所には「雨」は降らないとされており、ムーンストーンが「涙を知らない」ことが恋愛成就の由来と言われています。
ムーンストーンには、悲しさや悔しさで「涙を流さないように」といった意味が込められているのです。
自分の中に眠っている感性を引き出し、インスピレーションを高める効果もあります。
恋愛でトラウマがある人や女性らしさを求める人におすすめのジュエリーです。
ムーンストーンは、月の満ち欠けによって、大きさが違って見えるという言い伝えがあります。
イギリスの国王エドワード6世は、ムーンストーンを使い、さまざまなことを予言していたと言います。それほどムーンストーンには、不思議なパワーが宿っていると信じられてきました。
ムーンストーンの石言葉
恋愛にまつわるものは、恋の予感、円満、純潔、無垢です。
月の満ち欠けに関係していることから、女性に関する意味も多く、幸福や健康などもあります。
体調を整えたい人に
月は地球を引っ張る力が強いため、女性は月のパワーで体調が左右されやすい性質があります。
ムーンストーンは月のエネルギーを封じ込めるジュエリーです。
月の満ち欠けに関係する、出産や生理周期の悩みを整える働きがあります。
旅行のお守りとして
ムーンストーンは、暗い光を照らし旅人を導くことから、「旅の安全を守る石」とされ、古くからお守りとして用いられてきました。
緊張をほぐす効果もあるため、旅先で眠れない人は、枕元に置いておくだけでもOK。
ムーンストーンが、あなたを守ってくれるでしょう。
ムーンストーンを身につけるときの注意点
普段のお手入れは柔らかい布で拭いて、汗や皮脂の汚れを落としてください。
汚れが目立つ場合は、薄めた中性洗剤で優しく洗うと良いでしょう。
ムーンストーンは、層が何層にも重なってできた石です。
一定方向に割れやすいといった性質があり、モース硬度も6〜6.5ですので、あまり硬いジュエリーではありません。
地面に落としたり、ぶつけたりすることは避けてください。
急な温度変化は割れる危険性があります。ネックレスをしたままサウナに入ることは避けましょう。
超音波やスチームクリーナを使用すると劣化が進みます。使用しないでください。
最後に
ムーンストーンは半透明で、シラー効果と呼ばれる青白い光を放つ石です。
まるで月の光を放っているような神秘的な魅力があります。
6月の誕生石のほかに、結婚13年目の記念石としても人気があります。
またムーンストーンは恋愛成就や、旅のお守りとして最適です。
月の満ち欠けで体調が悪くなりやすい人や、女性特有の体の悩みに効果を発揮します。
層が何層も重なってできているため、衝撃には弱いジュエリーです。身につけるときはぶつけることがないように気をつけてください。 この機会に、ムーンストーンをアイテムのひとつに加えてみてくださいね。