結婚指輪のサイズがあわなくなってきたからサイズ直ししたいと悩んでいませんか。
新しい指輪に交換することもできますが、こだわって選んだ指輪や、結婚指輪などの場合、結婚式で交換した指輪ではなくなるため気が引けますよね。
ですがサイズがあわない結婚指輪は、必ずサイズ直しが必要になってきます。
指輪がゆるかったり、きつくて入らなかったりすれば、隙間によりゆがみや、紛失してしまう危険性もあるからです。
またサイズ直しは、指輪の素材やデザインによって、できる物が限られています。
指輪の違和感がある人に向けて、サイズ直しについて解説しますので参考にしてみてください。
指輪のサイズ直しとは
指が太くなったり、細くなったりしたときに、今の指のサイズにあわせてサイズ調節することです。
サイズが大きい指輪を身につけていると、指から外れる、くるくる回って違和感があったり、デザインが拳側に向いたりといったデメリットが生じます。逆にきつい指輪をそのまま身につけていると指が圧迫されて、水ぶくれや皮むけ、湿疹、痒みが生じるケースもあります。
ですが、人の指は、夏場はむくみやすく、冬場は毛細血管が収縮するため細くなる傾向があります。このため季節や時間帯によっては1号~2号変わる人も。
一時的な変化であれば、急いでサイズ直しをせずにしばらく様子をみてください。かなり圧迫感がある場合や、第一関節から指輪が外れるようであれば、サイズ直しを検討するといいでしょう。
指輪のサイズ直しができる条件とは
混合されている物質や、耐熱性の関係からサイズ変更ができない素材もあります。
プラチナやゴールド、シルバーは可能ですが、チタン、ステンレス、アルミ、タンタル、樹脂、ニッケル合金などはできません。
ピンクゴールドやホワイトゴールドは、銅やロジウムメッキが混ざっているためサイズ直しすると変色の原因につながります。事前にサイズ直しができるのか確認してください。
ジュエリーショップでは経験を積んだ一流の職人さんにお願いするといいでしょう。
指輪のデザインを確認することも大切です。素材が金属のみでシンプルなデザインのものや、宝石がひとつだけ留まっているタイプのサイズ変更は可能です。
デザインや素材によって異なりますが、3号分以上の過剰なサイズ直しは、その後のトラブルにつながりやすいのでなるべく避けましょう。サイズ範囲は、ジュエリーアドバイザーに相談することをおすすめします。
サイズ直しができない指輪もある
エッジやラインに小さく丸い粒が施してある「ミル打ち」装飾はサイズ直しが難しいようです。変形の原因やつなぎ目が奇麗にならないといった理由から、基本的にサイズ直しに対応していない店舗も多く存在します。
プラチナとゴールドが二層になっている素材、強度を高めるために特殊な加工をしている指輪は割れる危険があるためサイズ直しができません。
輪面に宝石が埋まっているフルエタニティタイプも、サイズ直しに対応していない店舗が存在します。宝石を外せない指輪は、サイズ直しが難しいと覚えておくといいでしょう。
サイズ直しができない指輪は、チェーンに通してネックレスにする方法もあります。
結婚指輪のサイズ直しは注意
別名でマリッジリングとも呼ばれている結婚指輪。技術的にサイズ直しは可能ですが「縁が切れる」という意味で、サイズ直しはしないほうがいいといわれています。サイズ直しをすると強度がなくなるため変形や変色といった原因にもつながります。
ですが縁起を気にするあまり、サイズがあわない指輪を身につけるのはおすすめしません。
一度、切った指輪を繋ぎあわせることから「切っても切れない縁」といった意味もあり、縁起なんて気にしないという夫婦もいるようです。
実際にサイズ直しをしても「夫婦円満です」といった夫婦も。大切な物だからこそサイズ直しをして長く身につけることも大切ですね。
まとめ
本来、指輪はきちんとサイズを測っていれば、その後のサイズ直しは発生しません。
季節や時間帯によって指の太さが変わるため、一時的であれば様子をみましょう。
サイズがあわない指輪を身につけていると、外れたり、指に炎症がおきたりとデメリットもあります。長期間あわない場合はサイズ直しを検討してください。
指輪は素材やデザインによって、サイズ直しができないケースもあります。中には縁起を気にしてサイズ直しに踏み切れない夫婦もいるようです。万が一、サイズ直しができなかった場合は、ネックレスとして身につける方法もあります。
無理なサイズ直しは、ゆがみや変形の原因につながります。サイズ直しで悩んでいる人は、ジュエリーアドバイザーに相談しましょう。