シトリンは、水晶の一種で、美しい色合いから宝石として人気があります。
リングやネックレスはもちろんのこと、パワーストーンとして身につけている方も多いのではないでしょうか。
身につけるだけで「すごい効果がある」と、根強いファンもいるくらいです。
そこで今回は、11月生まれの誕生石でもあるシトリンについて解説していきます。
シトリンとは
シトリンとは水晶の一種で、黄色に色づいたものが、シトリンと呼ばれています。
特徴 | 詳細 |
属性 | クオーツ |
カラー | 黄色 |
硬度 | 7 |
屈折率 | 1.54 ~ 1.55 |
比重 | 2.66 (+0.03/-0.02) |
和名 | 黄水晶(きずいしょう) |
シトリンの名前の由来
「シトリン」の名前は、フランス語でレモンを意味する「シトロン」に由来しているとされています。
シトリンの特徴
シトリンは、クォーツ(水晶)の一種です。
色のバリエーションが豊かで、パステルのレモンイエローからゴールデンイエロー、マンダリンオレンジ、そしてマデイラ色まであります。
近年では、明るいレモン色が人気があるようです。
バイカラーシトリンは、色のコントラストのバランスが良いものほど価値があり、両方の色を出すためのカットは、職人にとって高度な技術を要するとされています。
シトリンの歴史
シトリンの歴史は非常に古く、紀元前323年から紀元前30年のヘレニズム時代のギリシャにまで遡ります。
シトリンは、インタリオ(沈み彫り)やカボション・カットを施して、アクセサリーや護符として用いられてきました。
さらに「幸福のジェムストーン」として知られ、邪悪な思考を払いのけるお守りとしても信じられていました。
天然未処理のシトリンは非常にまれで、現在の市場にはほとんど出回っていません。
現在では、アメジストに加熱処理を施して変色させたものが一般的です。
加熱処理されたシトリンを、天然未処理のものと偽って高額で販売するのは問題行為です。
ですが、商品の性質が正確かつ明確に表示されている場合、加熱処理されたシトリンを販売することは法的に問題はありません。
人工的なものが嫌な気持ちは理解できますが、現在市場に流通しているシトリンの大部分は、アメジストを加熱処理して作られたものが現状です。
シトリンの石言葉
シトリンは、太陽のエネルギーを持つとされていて、「冨」「繁栄」「成功」「幸福」「生命力」「希望」といった意味が込められています。
シトリンは、黄金色の輝きから、「幸運の石」とも呼ばれ、持ち主に富と豊かさをもたらすとされています。このため、古来より商売の繁盛や金運向上のお守りとして珍重されてきました。
また、シトリンを身につけると、太陽のように明るくポジティブなエネルギーが得られるとされています。希望や自信、積極性をもたらしてくれ、良好な人間関係を築く手助けをしてくれるでしょう。
シトリンの効果はすごい理由
シトリンのすごいところは、財運の向上や貯蓄運のアップがある点です。
お金を引き寄せる力がある宝石ですので、貯蓄が苦手な方や、金運を高めたい方におすすめのジュエリーです。
ヒーリング効果もあるため、ネガティブなエネルギーをポジティブなものに転換する力があるとされています。
疲れてエネルギーが滞っている人は、シトリンで気の流れを整えるのも良いかもしれませんね。
また、健康を保つためのお守りとしても人気があります。体にたまったものを取り除く効果も期待できるため、ダイエットや美容に役立つアイテムとされています。
11月生まれはもちろんのこと、金運を高めたい人や、健康を保ちたい人におすすめのジュエリーです。
シトリンのお手入れ方法
シトリンの硬度は7ですので、普段使いのジュエリーとして問題なく使用できます。
急な温度変化により割れる可能性があり、一部のシトリンは強い光に長時間さらされると色があせることがあるため、注意してください。
普段のお手入れは、柔らかい布で拭き取る程度で構いません。
汚れが目立つときは、洗面器の中にぬるま湯で石っけん水を作り、綿棒や柔らかい歯ブラシを使用して表面の汚れを優しく落とします。
よく水ですすぎ、布で水分を拭き取ったら、自然に乾燥させてください。
最後に
水晶の中で華やかな黄色のものが「シトリン」と呼ばれています。
魅力的な黄金色の輝きで「幸運の石」とも称され、古来より商売繁盛や金運アップのお守りとして重宝されてきました。
身につけるだけで、持ち主にポジティブなエネルギーと活力を与え、心身のバランスを整えてくれると言われています。
手頃な価格で手に入りやすく、扱いやすいのもシトリンの魅力でしょう。
あなたもシトリンの輝きに包まれながら、毎日をより明るく、ポジティブに過ごしませんか?