【2月の誕生石】クリソベリル・キャッツアイは猫が好きな人におすすめのジュエリー

クリソベリル・キャッツアイ

2月の誕生石と聞くと「アメジスト」が有名ですよね。

2021年12月に全国宝石卸商協同組合は、63年ぶりに日本の誕生石を改訂しました。

これにより2月の誕生石にクリソベリル・キャッツアイが新しく追加されました。

2月の誕生石は「アメシスト」と「クリソベリル・キャッツアイ」の2種類です。

新しく誕生石が追加されたことで、クリソベリル・キャッツアイを詳しく知りたいという人もいるでしょう。

今回はクリソベリル・キャッツアイを知らない人に向けて、魅力やカラー、歴史に至るまで紹介します。

 

クリソベリル・キャッツアイとは

半透明で丸く膨らんだ部分に、シルバーのラインが現れるのがクリソベリル・キャッツアイの特徴です。

このラインを光で照らすと猫の目に似ていることから、その名の通りクリソベリル・キャッツアイと呼ばれています。

何世紀にも渡りアジアを中心に悪を追う魔よけとして重宝されており、持ち主に福と幸運をもたらす石とされてきました。

名前の由来

クリソベリルという名前は、ギリシャ語で緑色の「ベリル」と金色を意味する「クリソ」が由来とされています。二つの言葉を組み合わせて「金色のベリル」といいます。

金色のベリルに光を当てると、猫目(シャトヤンシー)効果により、1本の筋が浮かび上がることから、キャッツアイと呼ばれるようになりました。

ですがキャツアイと呼ばれる宝石はクリソベリル・キャッツアイだけではありません。

「ジルコン・キャッツアイ」「エメラルド・キャッツアイ」「トルマリン・キャッツアイ」などの宝石もあります。

そもそも「キャッツアイ」とは、猫の目のようなラインが現れること。

一般的には「クリソベリル・キャッツアイ」を指しますが、キャッツアイ効果がある宝石のことを「〇〇・キャッツアイ」と覚えておくと良いでしょう。

クリソベリル・キャッツアイの和名

和名で猫目石とも呼ばれています。たしかにクリソベリル・キャッツアイのカラーは猫の目の色に似ていますよね。

日本では2月22日が猫の日として有名ですが、ヨーロッパでは2月17日が世界猫の日と認知されています。猫に関連することから2月の誕生石と定められました。

クリソベリル・キャッツアイは猫が好きな人に、ぴったりな宝石ともいえるのです。

原産国

ブラジル、スリランカ、東アフリカ、インド、ロシアの鉱床で発見されていますが、現在ではマダガスカルが供給地です。

クリソベリル・キャッツアイのカラー

カラーは緑がかった黄色、はちみつ色、茶色、レモンライムと多岐に渡りますが、一番人気は「ハニーイエロー」と「アップルグリーン」です。

目安としては、光のラインが鮮明であること、石を二分するように中央を横断していること、高い艶や透明感があるものは、希少価値が高く評価も上がります。

クリソベリル・キャッツアイの石言葉

悪霊を遠ざける石として有名ですが、他にも以下の効果があるとされています。

・静かに見守る
・未来を見通す
・ネガティブな感情を取り除く
・チャンスを引き寄せる
・ポジティブな思考を促す

猫の目を意味することから第三の目を開眼するといった意味もあり、身につけると勘が鋭くなる、スピリチュアルな能力に目覚めるといった効果もあります。

クリソベリル・キャッツアイのパワーは、失われた富を取り戻すために役に立つとされていて、権力者も身につけたといいます。

クリソベリル・キャッツアイの歴史

1789年に地質学者アブラハム ゴットロブ ヴェルナーによって発見されました。

その後、英国ビクトリア女王の息子コノート公爵が、婚約者にクリソベリル・キャッツアイの指輪を贈ったことから人気になります。

実際は2、000年以上も前に宗教的な儀式用として使用されていた形跡もあり、お守りや儀式用として身につけていたことが分かっています。

日本では1960年の首相であった池田勇人が、スリランカ訪問時に約1,000万円のキャッツアイを購入し話題になりました。

最後に

猫の目のような1本のラインが魅力的なクリソベリル・キャッツアイ。2月の誕生石でもありますが、猫が好きな人にも人気がある宝石です。

カラーも緑からイエローまで幅広く、ハニーカラーと呼ばれる宝石は高値で取引されています。

身につけるだけで第三の目が開くことから、ヒーリング効果もある宝石です。

ハニーイエローが魅力的な宝石ですので、猫が好きな人、2月生まれの人、リラックスを求める方はコレクションの1つに加えてみてください。