アクアマリンは、鮮やかな水色と繊細な輝きで、ジュエリーやアクセサリーとして人気のある宝石です。
インターネット上では「アクアマリンの石言葉ってちょっと怖いの?」なんて噂もちらほら。でも、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は、3月の誕生石でもあるアクアマリンに焦点をあてて、「怖い」と言われている理由や、魅力についてお話ししていきたいと思います。
アクアマリンとは
アクアマリンは、美しい青色の宝石で、鉱物「ベリル」の一種です。
ベリルは、含まれる成分によってさまざまな色に発色しますが、アクアマリンはその中でも淡いブルーの色をしています。
特徴 | 詳細 |
属性 | ベリル(緑柱石) |
カラー | 淡い青色から青色 |
硬度 | 7.5~8.0 |
屈折率 | 1.577~1.583 |
比重 | 2.72 |
和名 | 藍玉(らんぎょく) |
アクアマリンの名前の由来
アクアマリンという名前は、ラテン語で「水」を意味する「アクア」と、「海」を意味する「マリン」が組み合わさってできています。
その名の通り、海のように澄み切った青色が魅力ですね。
アクアマリンの特徴
アクアマリンは、まるで海の清らかな水のような色合いが特徴です。
さらに色が濃く、透明度が高いものは、とても希少で価値が高まります。
エメラルドと同じくベリルという鉱物の一種で、含まれる微量の鉄やクロムなどの金属成分によって、その色が変化します。
アクアマリンは、きれいな結晶が多いのも魅力の一つ。そして、モース硬度が7.5~8.0と、自然界の宝石の中でも比較的硬いので、長く愛用できるのも嬉しいポイントですね。
アクアマリンの歴史
古代ヨーロッパの船乗りたちから、海のエネルギーを持つお守りとして重宝されてきました。
アクアマリンには、「海の宝石」、「人魚石」、「天使の石」といった美しい別名があります。
ギリシャ神話によると、海が荒れた際に、海の精霊セイレーンの宝物が浜辺に打ち上げられ、それがアクアマリンの宝石であったとも言われています。
また、ローマ神話では、アクアマリンは月の女神ディアナの保護石であったとも伝えられています。何とも神秘的な宝石ですよね。
アクアマリンが適している人
アクアマリンは、3月生まれの誕生石として知られていますが、結婚19周年の記念の贈り物としても選ばれることがあります。
3月生まれの方や、結婚記念日にアクアマリンを身につけると、幸せで充実した日々を過ごせると言われていますよ。
また、海のエネルギーが強いため、イライラや焦りといったネガティブな感情を、まるで海水に流されるように浄化し、心を穏やかな状態に導いてくれます。
アクアマリンの石言葉
アクアマリンは、「幸福」「豊かさ」「勇気」「永遠の若さ」を象徴する宝石です。
優しい気持ちをもたらし、深い愛情で人々を結びつける力があると言われています。
感情の起伏がなくなり、対立が生じた際でも激しく怒ったりすることもなくなるでしょう。
古代ローマの船乗りたちは、航海が無事に進むようにと、アクアマリンをお守りとして身につけていたと言われています。身につけるだけで、持ち主を事故や災難から守ってくれることでしょう。
アクアマリンの石言葉は怖いって本当?
アクアマリンには、恐怖や怒り、ねたみといったネガティブな感情を浄化するスピリチュアルな効果があると信じられています。
インターネットで、「アクアマリン 怖い」という言葉が出てくるのは、浄化の効果を説明する際に使われるからでしょう。
石言葉は、前向きでポジティブな意味を持っていますので、安心して身につけてください。
アクアマリンのお手入れ方法
アクアマリンはモース硬度が7.5〜8.0ですので、適切に取り扱えば問題はありません。
ただし、汗や皮脂の影響で劣化する可能性があるため、ジュエリーを外した後は柔らかい布で拭き取りましょう。
汚れが目立つ場合は、中性洗剤をとかしたぬるま湯で洗うだけでOK。
洗浄後は、流水でしっかりと洗剤が残らないように洗い、水気が残らないように拭き取ってください。
石や留め金の間には汚れがたまりやすいので、柔らかいブラシを使用して洗うと良いでしょう。
最後に
アクアマリンは、海のように透き通った美しい青色を持つ宝石です。古代から「海の宝石」として、船乗りたちに愛され、海を静める力があると信じられてきました。
恐怖や怒りなどのネガティブな感情を浄化し、持ち主に平静と安らぎをもたらしてくれる不思議な力があります。石言葉に、怖いといった意味は込められていませんので安心してください。
アクアマリンを身につけることで、心の平和とポジティブなエネルギーを手に入れられるでしょう。
この美しい青の宝石を身にまとって、心穏やかな日々を過ごしてみませんか?