【2月の誕生石】アメシストはお酒で失敗しやすい女性におすすめのジュエリー

人気のある宝石の1つとも言えるアメシスト。2月の誕生石としても有名ですよね。

誕生日やご褒美としてジュエリーを購入する人も多いのではないでしょうか。

アメシストはお酒にまつわる神話が多く存在しており、身につけるだけで「お酒に酔わない」と言われています。お酒が好きな女性にはぴったりなアイテムになりそうですね。

今回はお酒が好きな女性に向けて、紫色が美しく魅力的なアメシストの特徴や歴史について紹介します。

アメシストとは

紫色の水晶で、何世紀にもわたって、高く評価されている宝石です。

正式名称は「アメシスト」と呼ばれています。

悪酔いを防ぐお守りとして「二日酔い」に効果があるとされてきました。

かつては王や貴族のみが所有できる希少価値の高い宝石でしたが、現在では入手しやすくさまざまなジュエリーに使用されています。

アメシストは2月の誕生石のほかに、結婚6周年記念の鉄婚式の贈り物としても有名です。

誕生日はもちろん、結婚記念日の贈り物に最適なジュエリーと言えるでしょう。

名前の由来

ギリシャ語で「お酒に酔わない」を意味する「アメテュストス」が由来とされています。

さらにギリシャ神話と深いかかわりもあるとされています。

(ギリシャ神話)

バッカス(お酒の神様)は酔った勢いで、今からここを通る人を猛獣に襲わせようとしていました。そこに通りかかったのがアメシスト(月の女神の女官)だったのです。惨事に気がついた月の女神は、アメシストを小さな水晶に変えてしまいます。

バッカスは、あまりにも美しい水晶を見て自分がしたことを猛反省します。そして手に持っていたブドウ酒を水晶に注ぎました。すると水晶が透き通った紫色に変わり、美しい宝石に変わったと言います。このギリシャ神話により、お酒から自分を守るとされているのです。

また宝石の色が赤ワインに似ていることから、アメシストで作った杯でお酒を飲むと酔わないとされることも由来の1つと言われています。

アメジストの和名

紫水晶と呼ばれています。

アメシストは二酸化ケイ素の結晶質からできているため、市販のクリスタルキットを購入するとオリジナルの結晶を作成できます。

原産国

19世紀まではロシアで発掘されていましたが、現在ではブラジル、ウルグアイ、南インド、韓国、米国、南アフリカ、メキシコと多岐にわたります。

ブラジル産は黒い石が多く発掘されており、ウルグアイ産は、小粒で紫色が濃い高品質な石を多く取り扱っています。産地によって色味や見た目が異なるため、どのような雰囲気が好みなのかチェックしたうえで購入すると良いでしょう。

アメジストのカラー

パステルローズから濃い紫色まであり、最高級のカラーは強い赤みがかった紫色です。

石の色が暗すぎると、暗い照明で黒く見える場合もあるため、カラー選びも注意しましょう。

アメシストの石言葉

アメシストはお酒に酔わないほか、高ぶりすぎた感情を冷静にしてくれる効果があります。

またアメシストは天然の安定剤とも呼ばれており、ストレスや緊張を和らげるとされてきました。現在でもセラピーとして用いられており、不眠で悩んでいる人にも期待ができるとされています。

アメシストの石言葉はほかに下記の意味もあります。

・愛の守護石
・冷静な思考
・優れた能力
・集中力の発揮
・新しいアイディアの育成

さらにアメシストの持つ美しい紫色は、官能美を引き出す効果があり、知的で洗礼された、品のある雰囲気を求める女性におすすめのジュエリーなのです。

アメジストの歴史

歴史は古く、紀元前3000年以上前から、王の王冠や貴族の宝飾品として身につけられてきました。エジプトの初期王朝時代の3代目でもあるファラオのお墓からもアメシストのブレスレッドが発見されています。

ダイヤモンド、ルビー、サファイヤと同じほど貴重な宝石とされており、高貴な身分を表すための宝飾品として与えられていたと言います。

ヨーロッパでは、冷静さを保つ効果があるとされ、戦士が身につけていたと言います。

古代中国では、負のエネルギーを取り除き、邪気を追い払う強力な石とされ、皇帝だけが身につけたとされていました。

日本では聖徳太子が制定した「冠位十二階」によれば、一番高い位として濃い紫色を定めています。当時の技術では紫色を作ることが難しく、歴史的にもアメシストや紫色は高貴なカラーとして定着しているのです。

 

最後に

アメシストはお酒に酔わない宝石として、昔から言い伝えられてきました。

悪酔いを防ぐほかに大人の女性として高ぶった感情を抑えてくれる効果もありますので、お守りとして身につけるといいでしょう。

アメシストは、定番のシンプルコーデにも似合いますが、紺色や藍色の浴衣にとても合います。2月の誕生石ではありますが、夏のイベントでもジュエリーが活用できますよね。

お酒が好きな女性や、2月生まれの人は、アメシストをコレクションの1つに加えてみてくださいね。